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俺の怖いもの・・・・・・いろいろあるんですが、
「巨大なもの」ていうのがその中にあります。
正確に言えば、「度を越して巨大なもの」。
その物の本来の(常識的な)サイズを遥かに逸脱した
巨大なものというのがたまらなく怖いです。

たとえば、虫。南方の熱帯辺りにいる、異常にでかい
蛾やカブトムシ、ゴキブリなど。
ゴキブリももともとはあまり怖くないのですが、でかいと
一挙に引きますね。全く近づけないかも。
あと、建物についている時計なんかも怖いですね。
遠くから見ても判るように、巨大に造られているのは
よくわかっているんですが、もう頭の中では
「とにかく巨大な時計」としか判断できないので、
それだけで鳥肌が立ってしまいます。
同様に「巨大なデジタル表示」も恐怖の対象です。
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6年半ぶりに、PCを買い換えた。

とたんに、今使っているマシンが
言う事をきかなくなってきた。

やっぱり、いじけているのか・・・・・・?


安心しろ、ちゃんと労ってやるから。



先週の水曜、伯父(親父の兄)が急死した。

その前から体調を崩し入院していた事は聞いており、
亡くなる直前の日曜にも弟達と見舞いに行き、元気な
顔で「そのうちゆっくり治して、よくなるさ」と
笑っていたのを見たばかりだった。

悲しいというよりも、突然すぎて実感が湧かない。

一昨日、昨日と通夜と葬儀を済ませ、今こうして
落ち着いた時でさえも、やはり実感が湧かない。

こう言うと誤解を招くかもしれないが、人の死自体は
あまり悲しいとは思わない。
それが年上の人ならばなおさらだ。
だって、それはごく普通のことだから。

生き物が死ぬことは、食べたり眠ったりするのと同じ、
生理行動の一つにすぎない。
人が食事を摂ったり眠ったりするのにいちいち驚かないのと
同じように、死ぬこと自体には何も異変を感じない。

なら、(特に親しい)人の死は、なぜ悲しいのだろう。
俺は、「糸が切れる」からだと思っていた。
「糸が切れる」というのは、「連絡が取れなくなる」
ということとほゞ同義だ。
今まで普通にコミュニケーションをとっていた人が、ある日
突然世界を違えてしまう。
死を「別世界へシフトする」と捉えるのはいかにも宗教的だが、
おそらく大多数の人はそう思いたがる。
死=存在の消滅とはなかなか考えられないし、実際の所は
今だに誰も断言できないのだから、こゝは各々の都合の良い
解釈でいいのかもしれない。
世界を違えたとしたら、どうしても消息が知りたくなる。
だが、その決定的な手段は何一つない。
その不安が、悲しみという形で表れるのではないか。
だから、死の別れは位置的な隔離とも似ていなくはない。
たゞ、死は位置的な隔離とは違って、その消息が仮に
わかったとしても、行き来することなど叶わないが。


人の死の姿を見て、思うこと。
「命は大切」だと、誰もが当たり前のように言うけれど、
たぶん、命ではなく「命が放つもの」が大切なんだろう。
作用と言ってもいい。
それは、「思い出」という形で端的に表れることもある。
故人を思う時、その人自身というよりも、その人が自身に
何をしてくれて、何をもたらしたか
(つまり、自身にどう作用したか)
がいろいろ思われてくる。
その作用を起こすのはもちろん、その人の命に他ならないが、
死というきっかけで再認識するのは、その命が至るところに
放った、さまざまなものの欠片たちなのだろう。


俺も、伯父が俺自身に放ってくれたさまざまのものを
思い出していた。
それすらも、俺がいつか死ねば消滅するだろう。
それでいいんだと思う。


そうして、全ては動いていく。


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プロフィール
HN:
佐伯驚天堂
HP:
性別:
男性
自己紹介:
1972年:生誕
1986年:「迎えにきてくれない?」で
演歌デビュー
1989年:「マヨネーズが嫌いなんて言わなければよかった」で
文壇デビュー
1995年:「半クラッチ」で
公道デビュー
1997年:「探り箸」で
食卓デビュー
1999年:「0.3mm」で
シャーペンデビュー
2002年:石を買う
2004年:石を売る
2007年:現在に至る
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